| 韓国の家庭では結婚式、還暦などの祝祭日には、必ずクンサン(大床)というごちそうのたくさん並んだ大きなお膳が備えられる。普通一家の主は、一生のうちに14回はこのクンサンの祝賀を受けるようになっているという。
油菓、果実、餅などあらゆるごちそうが山ほどつまれるのだが、この中で欠かせないのが、乾文魚(乾蛸)の足を刻んだ花模様の飾りである。飾りといっても後で食べるのだが、1メートルを越す1本の干し蛸の脚の両側をナイフで花模様に切り疵をくり返しつけていくと、立派な造形芸術の飾り物になる。
大家の祝日の大床には、このほかにも餅や果物などを高く積み重ねるが、クンサンのシンボルともいうべきセクトク(色餅)などは30センチ以上の高さのもあり、これを積み重ねるには構築の原理が応用され、熟手という専門家に頼む場合が多い。
画・文
木丁・金龍煥
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