| 朝鮮朝時代、両班階級の間に行われた結婚60周年を記念する祝宴だが、今はあまり行われていない。回婚礼はもちろんその子孫達が親のために開く宴で、当人の地位いかんにもよるが、また子孫達の財力の程度によっては華やかに行うのが普通だった。
この日は、正装した家族をはじめ遠近の親類達が集まって大変な賑わいになるのだ。回婚祝いを受ける老夫婦は、若い時の結婚当時の礼装で婚礼の儀式を再現し、子孫達より献寿の祝いを受けるのが、この儀式の中心になる。この時もし子孫達が歳をとった老年期であっても、派手な衣装で若作りし、親の前でおどけた踊りや言動で親を若返らせて楽しませる。
そして過去に高い官職にあったものは、王から几杖(ひじかけ机と杖)が贈られることもあり、友人達からは祝詞などが贈られた。回婚礼は、儒教の孝の思想の具現だが、伝統社会の閥族主義的雰囲気の中での家門の能力を誇示する機会にも利用されたのである。
画・文
木丁・金龍煥
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