| 家庭は生活の基であり、核である。そして父母兄弟その他の家族で構成された人々が、一緒に生活する場でもある。血肉が繋がり精神的にも一番近い人々が住む、小集団である。
近代化と共に西欧式に核家族に分散していく現代と異なり、昔は曾祖父まであわせて4〜5代にわたる数十人が一緒に住んだ大家族主義が多かった。いくら血肉を分けた家族とは言え、これだけの人数がひとつ屋根の下で共同生活を営むと、各自の欠点が露出し、そのため家長の絶対的統率が必要となった。
家長は儒教的教訓を厳しく示達し、家族は不平を称えずこれに従った。息子や孫が父や祖父に反抗するということはあり得なかった。家長は公平に家族を治め、家族は多少の不満は我慢してでも課長の指示に従うのを道理と考えた。従うということも美徳のひとつと考えていた。
男は伝統的に家庭を代表し、家族を養い保護する責任を持たされていた。責任があるだけに統率の権限も強かった。
画・文
木丁・金龍煥
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