| プンバプンバ カクスリ
昨年来た カクソリ
くたばらずに 又来たよ
貴方に逢えて 懐かしい
私のなりは うら悲しい
市の立つ日、場末の酒幕の前で片腕をぶらぶらさせながら物乞いをする。私はこの流浪風刺乞食の「カクソリ打礼」をよく聞いたものであった。少年時代のことである。
最近はソウル東崇洞のパフォーマンス広場で、乞食ならぬ若い学生達の一団がこの「カクソリ打礼」を演出しているそうだが、まだ私は一度も見たことがない。
解放後、全南犢川という町に市が開かれると、必ず現れる趙東出という「カクソリ」がいた。彼はインテリで字もうまく、風刺的な「カクタリ打例」は、戦時下の日本当局ににらまれ、何回も拘束されたが、そのたびに失神者を装い釈放されるので、町の人は彼の別名を「天皇陛下」と呼んだそうだ。
彼は6・25動乱直前まで生きていた。
画・文
木丁・金龍煥
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