| 高い程子冠に長い柄のチョデ(竹で作った煙管)を口にくわえたヤンバン姿の士大夫が、猟師と暇面男を従え、農楽のケンガリに合わせて村を練り歩く。そして、裕福な家を訪ねては、庭をぐるぐる回った後倉庫、台所、またはチャンドクカン(味噌醤油のかめ置き場)の前で、士大夫の前唱でひとしきりケンガリやチンを打って農楽を囃し立てる。
ヨル ヨル 地神よ
地神 地神 鳴らそうよ
雑鬼雑神は 地下に
天幸万福は 此家に
などと地神踏みを行う。
その間に庭にはマクコルリや食べ物などが用意され、主人から謝禮としていくばくかの金とか穀物が手渡される。この行事は主に旧暦の正月15日ごろ嶺南各地で行われ、これにも幼い私は一生懸命ついて歩いたものだ。
画・文
木丁・金龍煥
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