| 主人の居間を兼ねた客間をいう。内室と別棟になっており、主人が起居し、寝食、読書、接客を全部ここで行う。余裕のある家では庭に、亭子(東屋)や別室が建ててあり、サランバンの役割を果たす。
書案(文机)を前に程子冠をかぶりキセルをくわえた老人が「ボリョ」(座布団)に端座している光景は、まさに韓国のサランバンを代表する絵である。書籍や衣類を入れる書蔵、衣蔵の他に漢方医にあるような小さな引き出しがたくさんついている薬箱まで備えてある。
時には等身大の「竹夫人」というのもみかけるが、これは真夏に暑さを避けるため手足をのせて抱いて寝る竹製品である。最近は、観光客の土産物用に模造品を売っているが、しかしこれだけは父が子に譲ってやれないものなので、骨董価値のある昔からの品物はないという。
画・文
木丁・金龍煥
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