| 暦の上で二十四節気のひとつで、太陽暦の3月5日ごろにあたる日である。このころは気候が暖かくなり、冬眠中の蛙や虫が出てくるというので、少年時代を農村で育った私はこの日、蛙が土の中から出てくる瞬間を見ようと思い、随分田圃の畦道を探し回ったものであった。
また、この日の蛙の卵は体の補強剤になるというので、農村ではこの日、水たまりに蛙の卵をすくいに出かける人が多かった。
驚蟄日は土で壁塗りをすると南京虫が出なくなり、災厄除けにもなるといわれ、各家庭では土で壁の傷んだ所を直したり、新しく土塀を築いたりするのを見かける。
さらにこの日は、麦の新芽の成長を見て、その年の作物の豊凶を占い、楓の幹の切り口からにじみ出る樹液を飲むと、胃腸病や性病に効くともいわれていた。
画・文
木丁・金龍煥
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