| 韓国独自のこの軽い華奢な帽子「カッ(笠子帽)」は、朝鮮朝初期から一般が広くかぶるようになったそうだが、今は僅かに地方などの市日か儀式の時以外は、ソウルではこれを被った姿はめったに見ることは出来ない。昔は正装して外出するときの被り物としては、カッ以外にはなく、老いも若きも皆これを被ったが、ただ未婚のチョンガーだけは、後ろに長く垂らした弁髪の上にはカッを被らなかった。
また時代の変革と身分によって、カッの縁が広くなったり狭くなったりする変化はあったが、国葬の時白いカッを被る以外はほとんど黒色に統一されていた。カッを作る材料は、馬の尻尾と竹で作るのだがカッの山は馬と牛の尾の毛で編み上げていき、縁は竹を細かく糸状に削ったのを使用する。
馬尾工芸と竹細工で優れている統営(忠武市)は、昔からカッの名産地で統営カッという名称で知られている。
画・文
木丁・金龍煥
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