| 韓国で昔から最も多く使われている紙は、窓に貼る窓戸紙(障子紙)だが、これは、楮(コウゾ)という木の皮でつくられており、普通「韓紙」と呼んでいる。
日本紙も同じ楮で作るが、行程が違うのか紙質が多少異なるようだ。しかし韓国の製紙技術は、古く三国時代にすでに日本に製紙技術を伝授したほどであり、外国に使臣が贈り物として韓紙を持っていった記録も多い。
製紙法は、楮の皮を窯で煮て剥ぎ取った白皮を、木炭汁に入れて1時間ほどさらに煮沸かし、冷却する前に川水で洗う。それを2週間日に干して漂白したのを、杵でついてパイプ状にし、水を入れた紙筒にほぐす。そして粥のようになった紙液を、竹製すだれですくい取り、1枚1枚重ねて、石の重しで水分を取り去ったあと、再び1枚ずつ別の場所に移す乾燥過程にはいるのである。
韓紙の名産地は湖南地方で、全羅道の淳昌、南原、羅州などが有名である。
画・文
木丁・金龍煥
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