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最終戦、勝利逃すも「満足感」

最後まで見せた、闘志あふれる韓国代表のプレー

試合後、韓国代表はトルコ代表と肩を組み合ってスタンドの声援に応えた

 ワールドカップ・アジア初のベスト4という快挙を成し遂げた韓国は6月29日、大邱でトルコと今大会最後の試合となる3位決定戦を行い、トルコに2−3で惜敗し有終の美を飾ることはできなかった。しかし、アジア勢歴代最高の4位となった韓国代表に対し、スタンドを真っ赤に埋め尽くした韓国サポーターたちは「よく戦った。私たちの誇り」と、惜しみない喝采を送った。

 キックオフからわずか11秒で先制された韓国は前半、いったんは李乙容のFKで1−1と追いついたが、その後2得点を許す苦しい展開となった。ヒディンク監督は後半、車ドゥリ、崔兌旭などをつぎ込み、怒濤の攻撃をしかけ、最後まであきらめぬ姿勢を示した。終了間際に宋鐘國のミドルシュートで1点を返す粘りを見せたが及ばなかった。

 6度目の出場で悲願の初勝利どころか初の決勝トーナメント進出を果たした韓国は、イタリア、スペインの欧州強豪を次々と破る、「アジアの虎の奇跡」でベスト4入りした。

 準決勝ではドイツに0−1で惜敗し、3位決定戦でも敗れたが、闘志あふれる活躍に、韓国全土をはじめ世界各国の同胞たち、そして共催国日本のファンたちを熱狂させ、世界を驚かせる大躍進を見せた。 

韓国代表とヒディンク監督は韓国式のお辞儀「クンジョル」で大会を等して大声援を送ってくれたサポーターたちに感謝の意を表した

表彰式でメダルを受け取った韓国イレブンとヒディンク監督はは、センターサークル集まり、韓国式のお辞儀「クンジョル」で大会を通して大声援を送ってくれたサポーターたちに感謝の意を表した。

 そして、太極戦士たちは鄭夢準・大韓蹴球協会会長に続いて、ヒディンク監督を胴上げ。この試合で代表を退く黄善洪、洪明甫の功績をたたえる胴上げもおこなわれ、大観衆から盛んな拍手が送られた。最後の試合を勝利で飾ることはできなかったが、会場には満足感があふれていた。

 試合後の表彰式では太極旗とともに韓国サポーターたちが準備したトルコの大型国旗もスタンドに広がり、両国選手たちに惜しみない拍手と声援が送られた。

◇素晴らしいサポートに感謝…ヒディンク監督
 3位にはなりたかっただけに残念だが、前半に守りで大きなミスが出てしまった。後半に2点差を追う厳しい試合で選手は頑張ってくれた。自分の将来のことは分からないが、とにかく韓国選手を助けたいという思いで指導に当たってきた。韓国中から素晴らしいサポートをもらい、本当に感謝している。

◇寂しいが永遠に心に残る…黄善洪
 代表として最後の試合となり少し寂しい。でも、引退発表した時、すべてをW杯にぶつける覚悟だった。今大会は永遠にわたしの心に残るだろう。

(2002.07.01)

韓国、堂々の4位。メダルを首にスタンドの声援に手を振る太極戦士たち

スタンドには韓国サポーターが準備したトルコの大型国旗も広がった