総勢51名が名古屋市中心部を練り歩き
民団愛知県本部(河隆實団長)、駐名古屋大韓民国総領事館(金星秀総領事)、名古屋日韓親善協会(斉藤実会長)などが共催となり、伝統ある「第70回名古屋まつり」で朝鮮通信使を再現させました。
10月20日、まつりの二日目にパレードの一角として登場した朝鮮通信使再現行列51名、先頭から斉藤会長扮する「雨森芳洲」、金総領事扮する「正使」、河団長扮する「副使」が輿を連ねて、名古屋市役所から矢場町までの道のりを練り歩きました。
名古屋まつりへの参加は第30回が最初
1983年10月、第30回名古屋まつりに当時の愛知韓国人青年経済会(現・愛知韓国青年商工会)が中心となり朝鮮通信使隊が初めて参加し、マスコミに大きく報道されました。2018年に縁あって35年ぶりに参加、今回で5回目の出場となりました。
朝鮮通信使とは
江戸時代、豊臣秀吉による朝鮮出兵(壬辰倭乱・丁酉倭乱)で悪化した両国関係を改善しようと徳川家康の呼びかけに、対日外交の復活を願った李氏朝鮮から国書を携えた朝鮮通信使隊が海を渡りやってきました。通信使とは「信(よしみ)を通わす使い」の意味です。
韓日友好交流を支えるため、朝鮮通信使が苦難の約4000キロに及ぶ旅路の一部を民団が名古屋まつりで復活させることで、地域の皆さんと一緒に先人たちの思いを未来へと繋げていきたいと思いで出場しました。
名古屋まつりの詳細は
http://www.nagoya-festival.jp/で