コスモス保育園、愛知韓学内に開園…念願の「全日制」へ一歩

  • テープカットに臨む関係者
  • 式典の様子
  • 理事長挨拶:張永植 理事長
  • 来賓祝辞:朴茂安 民団愛知団長
  • 来賓祝辞:朴先哲 総領事
  • 園内の様子
  • 園内の様子

※記事・写真は「民団新聞」から引用

 学校法人愛知韓国学園(張永植理事長、朴巨容校長)が3年前から開園に向けて協議を重ねてきた念願の保育園事業(企業主導型保育園)「コスモス保育園」(岩本延美園長、名古屋市中村区井深町16-18)が7日、同学園1階に開園し、20日には開園セレモニーが持たれた。

 セレモニーには張理事長はじめ朴校長、金建治同学園顧問や各理事、関係者ら30人が参加。朴先哲駐名古屋総領事、民団愛知本部の朴茂安団長、婦人会愛知本部の李玉順会長、愛知商銀の大原清二理事長もお祝いにかけつけた。

 張理事長は「私たちには必ずや全日制を作るという思いがあり、今日はそのスタート。在日同胞社会にとって教育は大事であり、自然体で楽しい学園を作っていくと共に、お互い同じ思い、同じ方向で尽力していこう」と呼びかけた。

 朴団長は「念願の保育園開園をうれしく思う。国や人種が違っても、唯一通じ合えるのは真心。真心ある保育園として国際人が育つ環境作りになることを願っている」と期待を寄せた。

 また、朴総領事も「子どもの教育の発展につながり、全日制につながることを期待している」と激励した。

 あわせて、民団中央本部の呂健二団長から「この学び舎から、国籍を超えて共生することの楽しさ、素晴らしさを理解できる次世代の主人公たちが一人でも多く輩出されることを期待している」との祝電も寄せられた。

 保育園前でテープカットを行ったあと、閉会辞で朴校長が「保育園の次は、小学校設立まで最低限もっていきたい。皆さんの協力をお願いしたい」と述べた。

 コスモス保育園のコンセプトは、国籍の違いを超えて集う子どもたちが、豊かな言語環境の中で生き生きのびのびと育ち、遊びの中から自然な形で学びあう場を目指すというもの。定員は0歳から2歳まで最大19人(内、企業枠10人)。現在、保育士は6人で、保育時間は8時から19時まで。問い合わせは同保育園(052・453・0080)。

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