第77周年光復節記念式典【動画あり】

  • 会場の様子
  • 学生フォトコンテスト表彰式
  • 開会辞:蔡駿二議長
  • 大統領慶祝辞 代読:朴先哲総領事
  • 団長慶祝辞:河隆實団長
  • 決議文朗読:盧世奈学生会長
  • 万歳三唱:朴茂安常任顧問

新型コロナで縮小開催
 民団愛知県本部(河隆實団長)の第77周年8.15光復節記念式典が8月15日に開催され、来賓として駐名古屋大韓民国 朴先哲総領事、金承煥領事、民主平和統一諮問会議中部協議会 裵貞嬉会長、在日本中部韓人会連合会 南相烈会長、世界韓人貿易協会名古屋支会 李東勲事務局次長と本部・支部の役員、あわせて100人が参加しました。

 今回は、新型コロナのオミクロン株急拡大を受け、感染防止に万全の対策を取るため、会場オフライン参加を本部及び支部の一部役員に限定して開催しました。さらに感染防止に関しては、ソーシャルディスタンスを充分に保持しながら、体温測定、アルコール消毒、マスク着用など対策を万全にした上で行いました。

 また、一般団員やその他の役員向けには、動画サイト「YouTube」で式典の様子をライブ配信しました。感染の危険性がない参加方法として有効であり、今後も活用していく予定です。
 ※式典動画は下記からご覧下さい
 
 記念式典に先立ち、6月に募集を行った「学生フォトコンテスト」の最優秀賞、優秀賞、佳作各賞の表彰式を執り行いました。引き続き行われた式典では、朴先哲総領事による尹錫悦大統領の慶祝辞代読、民団愛知県本部の河隆實団長のあいさつに続いて、盧世奈学生会長による決議文の朗読があり、満場一致で採択されました。


第77周年8.15光復節 決議文
 本日、光復77周年を迎えた私たちは、民族解放の喜びと祖国光復のために犠牲になられた先人たちの尊い愛国精神を深く胸に刻み、今日の祖国の繁栄と在日同胞社会の発展に献身されてこられた諸先輩に敬意と感謝の念を捧げます。
 私たちは、不幸な歴史が二度と繰り返されないよう韓半島の恒久的な平和と繁栄を希求し、在日同胞社会の安寧を守るために韓日の友好増進を積極的に推進して参ります。同時に、自由と民主主義に立脚し、同胞の生活を守るために差別と闘ってきた民団76年の歴史を踏まえ、本日参集された同胞の皆さまと共に、次世代育成と共生社会の実現に邁進することを確認し、次のように決議します。

 一. 私たちは、長引くコロナ禍を乗り越え、在日同胞の生活安定と権益を守るために尽力します!
 一. 私たちは、次世代の育成を通じて、民族的アイデンティティの確立と組織基盤の強化に力を尽くします!
 一. 私たちは、北韓の一日も早い非核化を求め、韓半島の恒久的な平和体制の構築に寄与します!
 一. 私たちは、韓日の関係改善と友好増進のため、韓日間の架け橋として草の根交流事業を積極的に推進します! 
 一. 私たちは、民族差別を煽り、人間の尊厳を踏みにじるヘイトスピーチを根絶し、共生社会の実現に尽力します!

 2022年8月15日 第77周年8.15光復節 参加者一同


8.15光復節とは?
 1945年8月15日、日本から国権を取り戻した日と、1948年8月15日、大韓民国政府が樹立された日を記念する日です。1949年10月1日に制定された「祝日に関する法律」に基づいて、韓国では国慶日と定められました。
 1875年江華島事件をきっかけに日本の干渉を受けて来た韓国は、清日、露日戦争で勝利した日本によって、1910年8月29日併合されました。
 36年間にわたる植民地支配下の生活は、基本権を剥奪されて強制労動と強制徴兵、徴用に苦しみ、韓国民の歴史、言語、文字までも弾圧に屈服せざるを得ない状況に陥りました。それだけでなく、氏名も強制的に日本式に直され(創氏改名)、戦争物資と食糧の供給のため各種掠奪を敢行して苦しみました。
 このような、あらゆる弾圧の中で祖国光復のため地下運動の展開、海外では臨時政府が樹立され光復軍などの組職によっての抗日闘争が起こりました。一方、1943年11月カイロ会談を通して、米、英、中の首脳が集まって韓国の独立を明らかにし、1945年7月ポツダム会談では、韓国の独立を再確認しました。
 1945年8月広島・長崎に落とされた原爆により、その月の15日に日本は無条件降伏をしました。韓国は植民地支配からの解放を迎え、「光復節」の名の通り、韓国民に光が蘇った日となりました。


最新ニュース リスト