次世代と意見交換会 民団宮城 今後の事業に反映へ


[民団事業や次世代育成について話しあう参加者たち]


【宮城】コロナ禍のなか民団は「何ができるのか」。宮城本部(金政郁団長)は6日、在日同胞社会の次世代を担う若手役員や青年メンバー15人を同本部に招いて、意見交換会を行った。民団からは3機関長が同席した。
 
 はじめに金富貴副団長が今年度の事業報告と、今後の次世代育成に関する基本的な考え方を示した。金団長は「民団は諸先輩たちから引き継いだ大切な団体であり、ここにいる若いメンバーは民団の財産だ。率直な意見交換会にしたい」と呼びかけた。
 
 オリニのころから民団と関わってきた青年たちは「民団で育ち、民団の仲間と出会い、そのつながりが継続して今も続いているのが財産」と述べた。このほか「民団は素晴らしい団体だからこそもっと良いものにしていきたい」という前向きな意見もあった。参加者一人ひとりが「民団」と自分とのかかわりを真剣に考える時間となった。
 
 李京子議長は「老いも若きも一緒になって素晴らしい民団を創っていければうれしい」と感想を語った。また、田炳樽監察委員長は「このような意見交換会を継続し、若いメンバーが自由な発想で集える機会をたくさんつくってほしい」と希望していた。

2020.08.26 民団新聞