掲載日 : [2017-06-28] 照会数 : 8352
生活向上へ民団と協働…地方韓商が相次ぎ総会
[ 韓国の金&張法律事務所とMOU契約を交わす張永軾東京韓商会長(左) ] [ 大阪韓商の第64期定期総会 ] [ 辛輝浩兵庫会長が民団の李団長に100万円を寄託
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活性化にGBSが効果
東京
【東京】東京韓国商工会議所(張永軾会長)は14日、東京・港区の韓国中央会館で第56回定期総会を行った。約100人が参加。
張会長は「就任2年目を迎え、同胞の皆さんが地域経済と密接な関係を築けるよう力を注ぎたい」と新たな決意を示した。前会長で、韓商連の金光一会長は「今後とも東京韓商の人々と手をとり合って、同胞経済の活性化を図っていきたい」と呼びかけた。
報告では、外部講師を招いたセミナーや月例会が好評を呼んだほか、休眠していた不動産部会も復活させ、新たにGBS(グローバル・ビジネス・サポートセンター)部会の発足によって会員同士が情報交換する機会が増え、組織活性化の起爆剤になったことが強調された。
今年度は広報を強化し、会員拡大のほか、民団や民族金融機関との連携に注力していく。
また総会に先立ち、東京韓商は韓国の金&張法律事務所とMOUを結んだ。今後、両者は会員の権利保護や法律問題の解決などで連携していく。また、商工活動に尽力したとして高哲明副会長と映理事に表彰状が贈られた。
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会員拡大を最優先に
神奈川
【神奈川】神奈川韓国商工会議所(趙成允会長)の第51回定期総会は15日横浜市内のホテルに80人が出席して開かれた。
趙会長は「様々な活動を行ってきたが、少しでも同胞商工人の糧になることを望む」と述べた。来賓として参席した金利中民団神奈川本部団長は「今後も民団と韓商が一体となり、地域における在日韓国人の地位向上に努めていこう」と呼びかけた。
報告で保険・税務などの事業を積極展開によって財政の安定化が進んだことが強調され、今年度も引き続き財政の安定化を目指していくことを決めた。また、方針の柱を会員拡大と次世代への継承とし、事務局の体制強化も推し進めていく。
役員改選では、趙会長が再選され「この3年間を今一度整理し、体制の刷新と会運営の改革に取り組み、魅力ある組織造りをめざす」と意気込みを語った。
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各種相談事業を拡充
宮城
【宮城】宮城韓国商工会議所(玄剛会長)の第32期定期総会は5月24日、民団宮城本部会館で開かれ、玄会長が再選された。39人中27人(委任状含む)が出席したほか、韓商連の金光一会長、民団宮城本部の金政郁団長、梁桂和仙台総領事らが激励に駆けつけた。
新年度活動計画は青年経済人を中心とする会員の拡大と発掘、会員サービスとして1,税務相談2,法律相談3,経営相談の実施。また、会員交流会や講演会やセミナーも定例開催する。監事に金孝博氏が選ばれ、副会長などの役員は会長に一任した。
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30周年式典開催
福島
【福島】福島韓国商工会議所(禹勝則会長)の第32期定期総会は5月23日、民団本部会館で開かれ、組織強化、民団と傘下団体との連帯強化などの新年度事業方針を決めた。21人中16人(委任状含む)が出席、民団福島本部から金仁河団長らが参席した。
新年度活動方針は今年創立30周年を迎え、新規財政確立、会員拡大への連帯行事開催などの組織強化をはじめ、次世代商工人育成、福島日韓親善協会への積極参与などを確認した。30周年式典も開催する。
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集う場増やして
栃木
【栃木】栃木韓国経友会(金瑛植会長)は16日、栃木韓国会館で第53期定期総会を開き、金会長を再選した。金会長はこれからの3年間に向け「会員への制度融資実現に努力する。講演会も定期的に開催し、会員の集う場を増やしていきたい」と述べた。
総会では事業報告と決算、事業計画・予算案とも原案どおり承認された。総会終了後、同会の陳賢徳名誉会長(宇都宮大学および作新学院大学客員教授、民団栃木本部議長)が「韓半島から来た焼物と人参について」と題して講演した。
出席は25人(委任状5人含む)。民団栃木本部から崔龍治団長、金一雄常任顧問らが参席した。
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保険事業を拡充
埼玉
【埼玉】埼玉韓国商工会議所(金茂会長)の第33期定期総会は6日、銀座アスター浦和で開かれた。会員70人中54人(委任状含む)が出席したほか、民団埼玉からの田 団長、韓商連の全玉勲副会長らが激励に駆けつけた。
新年度事業計画は収益拡大として保険代理店事業の拡充、パチンコ店を中心とした自動販売機の拡充など。会員へのサービスとして1,税務相談2,各種経営セミナー3,定例会を継続していく。
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平昌五輪成功へ
長野
【長野】長野韓国商工会議所(呉公運会長)の第6回定期総会は5月30日、民団長野本部会館で開かれた。
新年度事業計画は長野青商卒会者の入会勧奨をはじめとする会員拡大、新規定住商工人との交流・連携強化、民族金融機関の支援、経済関連のセミナー開催など。
同韓商は結成5年目の昨年、民団と一体となって、韓日親善の役割を果たしてきた。とくに来年の平昌五輪に向け、長野県が江原道とソウル市と友好および観光に関する協約書を締結した。
呉会長は「この友好関係をさらに発展させていくためにも積極的に参与していきたい」と抱負を語った。
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同胞経済支える
広島
【広島】広島韓国商工会議所(宋徳奎会長)の第46期定期総会は5月24日、広島市内のホテルで開かれた。44人中38人(委任状含む)が出席した。
新年度活動方針は民団と一体となって同胞の生活向上を図っていくことを柱に1,新会員の発掘2,定例経済セミナー開催3,青年商工会と青年実業家の育成と支援4,韓商連への積極参加など。
民団広島本部の李英俊団長、韓商連の朴義淳代表理事、徐張恩駐広島韓国総領事らが参席した。
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好評の歴史探訪を継続
大阪
【大阪】大阪韓国商工会議所(洪致原会長)が8日、大阪市内のホテルで開いた第64期定期総会には375人(委任状252人含む)が出席した。河泰允駐大阪総領事、鄭鉉権民団大阪本部団長、金秋江婦人会大阪本部会長らが参席した。
新年度活動方針は民族金融機関支援、歴史探訪の継続、会報「大阪韓商通信」の定期継続発行など。また、同韓商が所有する7階建ての「商工会館」(大阪市中央区東心斎橋)の老朽化に対して1,リフォーム2,1棟貸し3,更地にして駐車場として利用という3つの案を中心に今後の活用方法を検討していく事を確認した。
洪会長は「会員あっての組織であることを肝に銘じ心を共にして頑張ろう」と呼びかけた。
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東アジア経営塾推進
兵庫
【兵庫】一般社団法人・韓商兵庫(辛輝浩会長)は6日、神戸市内のホテルで第53期定期総会を開いた。理事・代議員37人が出席した。
新年度の主な活動方針は若手商工人育成のための「第8期東アジア経営塾」の推進、各種講演会やセミナーの開催のほか、本国や海外の同胞系商工団体との交流などを承認した。
辛会長は「若手商工人の育成に向けて今後、多くの事業を手がけ、青商のメンバーが入りやすい会作りをめざす」と抱負を述べた。
韓商連の金光一会長をはじめ朱哲完駐神戸総領事、李圭燮民団兵庫本部団長、崔和代婦人会兵庫本部会長らが祝辞を述べた。
席上、辛会長は「民団会館の空調設備の改修に役立ててほしい」と李団長に100万円を寄託した。
(2017.6.28 民団新聞)