掲載日 : [2017-07-12] 照会数 : 5497
ポジャギ&韓国刺繍展…李京玉さん
[ 申師任堂の「草虫図」を刺繍した六曲一隻の屏風 ]
ポジャギ工房koe(兵庫・神戸市)を主宰するポジャギ作家、李京玉さんの「韓国の手仕事 ポジャギ&韓国刺繍展」が6月29日までの9日間、東京・新宿区の京王プラザホテルのロビーギャラリーで開かれた。
展示作品45点中、特に目を引いたのは、李さんが2年前から取り組んでいる刺繍の作品。朝鮮朝時代の女流画家、申師任堂の「草虫図」を刺繍した六曲一隻の屏風とついたては、まるで絵画とみまがうほど。来場者は食い入るように見ていた。
また、韓紙で制作した大判のポジャギやメドップをはじめ、30年前に作られた麻(サンベ)、苧麻(モシ)の韓服、アンティークのポジャギなど李さんのコレクションも紹介された。
李さんは「ポジャギはインテリア性も高く、韓国では韓服やドレスの一部にもポジャギが使われるなど、注目されている。韓国の手仕事の魅力をこれからも日本で伝えたい」と話した。
(2017.7.12 民団新聞)