掲載日 : [2017-07-12] 照会数 : 4963
「和響展」に出展、スペイン展にも…金定子さん
今年に入って各種特別展で高い評価を得ている金定子さん(婦人会中央本部常任顧問)が、東京都美術館で2日から7日にかけて開催された2017年度特別展「和響展」(一般社団法人雪舟国際美術協会主催)に初出展した。
作品タイトルは「飛翔(羽ばたき)」。画仙紙に彩墨を施した上に「飛翔」の文字が踊る。金さんは「イメージは羽ばたく気持ち。幸せ、勇気、癒やしを感じてもらえたらと誠心誠意を込めた」と語った。
東京韓国学校元美術教師で4年前、民団中野支部の「教室」で金さんに朝鮮民画を手ほどきしたこともある高正姫さんは、「朝鮮王朝時代の文字絵の影響を受けている。力のある絵」と評価。同作品はスペインのマドリ‐ドで今秋開催される「アートメゾン・ビエンナーレ2017」への出展が決まっている。
金さんは婦人会東京本部の「国際文化作品発表会」がきっかけで数年前から本格的に作品を手がけている。今春、3人の美術評論家が推す注目作家展「美の視点」で「評論家推薦作家大賞」を受賞。6月の第41回國美芸術展特別選抜で「理事長賞」を獲得したばかり。
(2017.7.12 民団新聞)