掲載日 : [2021-04-28] 照会数 : 4963
多文化共生20年記念の冊子発刊…近江渡来人倶楽部
【滋賀】外国籍住民との相互理解を目指して活動している「近江渡来人倶楽部」(河炳俊代表、大津市)が2000年4月1日のスタートから節目となる20周年を迎え、記念誌(A4版81㌻)を発刊した。
同倶楽部は06年、大津市内に「渡来人歴史館」をオープン。各種歴史講座を通じて客観的な東アジア史の発信・普及を続けている。同時に有識者や専門家を招いてのフォーラムや講演会・シンポジウムも継続してきた。
多国籍住民との交流を図る「おうみ多文化フェスティバル」は計10回を数えた。外国人のための生活相談、日本語教室、介護職員の養成講座などに取り組む多文化共生支援センター(愛称・SHIPS、草津市)は18年まで6年間、「外国人も日本人もほっとす居場所」づくりに努めてきた。
記念誌はこうした20年の取り組みを写真とともに時系列で振り返る内容となっている。
(2021.04.28 民団新聞)