掲載日 : [2017-05-31] 照会数 : 9605
<在日大韓体育会>平昌五輪施設を視察…成功へ協力強化
[ 平昌冬季五輪組織委員会を訪れた在日大韓体育会の一行 ]
組織委と意見交換
在日本大韓体育会(崔相英会長)は23日、江原道江陵を訪れ、平昌オリンピック広報館のほかアイスアリーナ、ホッケーセンター、スキージャンプ台などの競技施設を視察した。視察後、組織委員会事務所を訪問し、李熙範委員長、金載烈副委員長と懇談した。在日大韓体育会からは崔会長をはじめ宋栄奉副会長、趙靖芳専務理事ら11人が参加した。
東京五輪でも参与
李委員長は「競技場はすべて完成したが、世界中から訪れるお客様をもてなすには細かな配慮の部分まで資金が回らず、厳しい状況だ」として、祖国で初めて開催される冬季五輪の成功へ在日同胞の積極的な支援を期待すると要請した。在日本大韓体育会側は「民団全体として協力していきたい」と前向きな姿勢を見せた。
崔会長はまた、民団や日韓親善協会へのチケット手配について組織委員会の配慮を要望した。組織委員会からも「できるかぎりの協力をしていきたい」との回答があった。
組織委員会に先だつ22日には大韓体育会の李起興会長と面談し、平昌五輪・東京五輪開催時の体育会との協力体制を要請した。李会長は「東京五輪における韓国は、時差もなく隣国という地理的な条件から好成績が期待される。実務的にも在日体育会の支援に期待している」と語った。
また、平昌冬季五輪に向けては「韓国は88ソウル五輪と2002年W杯で総合4位になっている。平昌でも金8、銀4、銅8個を獲得し、総合4位を目標に頑張りたい」と抱負を述べた。
一行は最終日の24日には泰陵選手村を訪問し、在日同胞社会から韓国代表としてリオ五輪に出場した柔道の安昌林選手を激励した。安選手は26日に香港で開かれたアジア選手権で優勝した。
(2017.5.31 民団新聞)