掲載日 : [2017-01-26] 照会数 : 4944
気軽に過去・現代を散策…旧正月のソウル訪問
[ ソウル歴史博物館 ] [ 南山コル韓屋村 ] [ 東大門デザインプラザ ]
今年のソルナル(旧正月)は28日(土)。韓国では27日から30日までが連休になる。休みを利用して、ぶらりソウルのお薦めスポットを訪ねてみてはいかがだろうか。韓国の人はもちろん、外国人観光客も多く訪れる伝統とモダンがミックスした場所を紹介する。(時間、休業日などの詳細は韓国観光公社ホームページに。写真提供=韓国観光公社)。
◆南山コル韓屋村(中区)
総面積79・934平方メートルの敷地内に、伝統韓屋5棟、伝統工芸展示館、伝統庭園、タイムカプセル広場などがある。
「純貞孝皇后尹氏の実家」では、韓国式礼儀作法、講習、工芸、「海豊府院君・尹澤栄の斎室」では書道や漢詩、絵画などの伝統文化の講義。「 馬都・朴泳孝旧屋」では韓国の舞踊やパンソリなどの伝統音楽公演、「五衛将・金春栄の旧屋」では伝統工芸や芸能の技術を伝承と普及を目的とした無形文化財の試演や公演などが行われる。
このほか、「都辺首・李承業の旧屋」は伝統茶屋として使用。工芸展示館では、民画、刺繍、螺鈿漆器などの作り方を再現し、各種工芸品も展示、販売されている。
◆ソウル歴史博物館(鍾路区)
朝鮮朝時代を中心とし、先史時代から現代に至るソウルの歴史、文化を展示する都市歴史博物館。企画展示室、寄贈遺物展示室のほか、常設展示では「朝鮮の首都ソウル」「ソウルの人の生活」「ソウルの文化」「都市ソウルの発達」をテーマにした4つのゾーンで構成されている。映像や情報検索などを利用して、立体的で分かりやすく展示している。
◆ロッテワールド民俗博物館(松坡区)
韓国の歴史と伝統文化について知ることのできる博物館。先端映像技術、ジオラマ演出、縮小模型など、さまざまな新しい展示技法を導入し、韓国人はもちろん外国人観光客も気軽に楽しみながら理解できるよう工夫されている。原始人体験教室は、新石器時代の服を着て博物館の講師から展示館の説明を聞き、原始韓紙人形づくりと恐竜化石発掘のプログラムも。
◆東大門デザインプラザ(中区)
伝統建築物と最先端の現代複合文化施設が融合した「東大門デザインプラザ(DDP)」。公園内にはソウル城郭と二間水門のほかに、東大門歴史館、東大門遺構展示場、東大門運動場記念館、イベントホール、デザインギャラリーなどがある。展示、イベント、キッズプログラムなども充実している。
◆三清閣(江北区)
北岳山のふもとにあり、韓食堂、ラウンジワインバー、公演場などを供えた伝統韓屋文化施設。以前は韓国と北韓の赤十字代表団の晩餐会が行われるなど、長きにわたり国賓接待や政治家たちが会談する場所として使われていた。伝統文化も体験できる。
(2017.1.25 民団新聞)