掲載日 : [2017-01-26] 照会数 : 5470
東京・焼肉ビジネスフェア2日間に2万人…セミナー・講演も
市場規模が年々増加している焼肉業界に携わる人たちが集まる展示会「ミートフードEXPO・焼肉ビジネスフェア2017」が19日までの2日間、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で開催された。
いまや焼肉店は希少部位やジビエ(野生鳥獣)などの提供はもちろん、肉と相生の良いアルコールメニューの充実など多様化が進んでいる。そんな中でオリジナリティを出すために多くの経営者が訪れた。
189社出展
今年の展示会には食肉や店舗設備などを取り扱う189社が出展。期間中に2万人の業界関係者が訪れた。中でも今年は焼肉に欠かせないキムチを扱う企業が目立った。
有限会社ライズ(山口県宇部市)は在日同胞の李洋平さんが焼肉店や韓国料理店の役に立ちたいとの思いで設立した韓国食品製造会社だ。韓国で無農薬・有機栽培にこだわってつくられたキムチはもちろん日本全国から買い付けた精肉など、いずれも高品質を扱っている。
一方で日本人向けにアレンジしたキムチも台頭している。漬け物を専門に製造してきた秋本食品株式会社(神奈川県綾瀬市)は30年ほど前からそのノウハウを活かし、キムチを製造販売している。
フード開発担当者は「これまでは一般消費者向けにスーパーなどに商品を卸していたが、焼肉業界への販路拡大を目指し出展した」と語る。また期間中は経営者向けのセミナーも開催された。
同展示会は2月7、8の両日、大阪南港ATCホールでも開催される。
(2017.1.25 民団新聞)