掲載日 : [2016-11-16] 照会数 : 5995
日本人僧侶も初参加…「韓国人耳・鼻塚慰霊祭」
[ チェサを行う民団京都本部の河相泰団長ら ]
【京都】420年前の壬辰倭乱(文禄・慶長の役)で犠牲となった同胞を供養する第10回「京都韓国人耳・鼻塚慰霊祭」が10日、東山区の「耳(鼻)塚」で行われた。主催は韓国の社団法人キョレオル活動国民運動本部(韓陽元理事長)と日本仏教クラブ(大谷義博会長)。
同慰霊祭に日本人僧侶が加わったのは初めて。京都市長代理や市会議員、駐大阪総領事館関係者、京都と大阪の両民団関係者、韓国国会議員など合わせて140人が参列した。
韓国茶道協会京都支部の尹道心支部長が献茶、韓国の国立民俗国楽院が慰霊の舞を捧げた。この後、参加者全員で献花した。民団京都本部の河相泰団長は「私たちはこういった不幸な歴史を繰り返さないよう、未来に向けた韓日関係を築いていくことを誓う」と述べた。
日本仏教クラブの大谷会長は「初めてお参りし、悲しい過去を痛感した。この縁を礎に今後も手を携え、人類の平和をお互いに求めていこう」と呼びかけた。
(2016.11.16 民団新聞)