掲載日 : [2016-11-30] 照会数 : 4259
柳宗悦に篠田三郎「SOETSU〜韓くにの白き太陽」…民芸12月公演
[ 篠田三郎(右から2人目)、日色ともゑ(同3人目)ら出演者 ]
劇団民芸公演「SOETSU〜韓くにの白き太陽」(作=長田育恵、演出=丹波郁弓)が12月3日から18日まで、東京・中央区の三越劇場(日本橋三越本店本館6階)で上演される。
白樺派の同人だった柳宗悦は、知り合った浅川伯教・巧兄弟との交流を契機に、朝鮮美術の造形美に魅了されていく。宗悦は1916年以来たびたび朝鮮を訪れ、21年、浅川らと共に「朝鮮民族美術館」を開設する。宗悦は民芸運動の創始者で、日本民芸館(東京・目黒区)初代館長。
同作は、植民地時代の京城や戦前の沖縄を舞台に、激しい時代のうねりの中で、無名の職工から生み出された日常品に生活美を見出していく宗悦が、大切な人たちとの出会いや仲間との葛藤の中で自らの生き方を模索する姿を描いている。
出演は篠田三郎(柳宗悦役、客演)、日色ともゑ(姜明珠役)ほか。
料金一般6500円、学生4000円ほか。
申し込み問い合わせは劇団民芸(044・987・7711)月〜土10〜18時。詳細は公式サイト(http://www.gekidanmingei.co.jp)。
(2016.11.30 民団新聞)