掲載日 : [2016-11-30] 照会数 : 7011
<監察機関全国研修>「規約の番人」再確認…団員のための組織強調
2016年全国監察機関研修会が23、24の両日、韓国中央会館(東京・港区)に63人の監察委員らが出席して開催された。
開会辞で韓在銀中央本部監察委員長は「今日は6年前に北韓が延坪島を無差別砲撃し、軍人2人と民間人2人が犠牲になった日だ。民族受難の日に、韓日両政府が軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結し、発効した事実はわが国の安保面から非常に心強い」と述べた。さらに「監察機関は規約の番人として、規約に則って組織が正常に機能するよう事前にチェックし、団員のための組織になるように執行部に協力していこう」と呼びかけた。
林三鎬中央本部副団長は「創団以来の経験と知恵が集約されている『宣言・綱領・規約』に依拠することが、組織運営の正しい判断だ。幹部自ら常に学習する姿勢を身につけよう」と激励した。
特別講義には、ソウルから慶南大学極東問題研究所の康仁徳教授が招かれ、「北韓の核・ミサイル問題と南北関係及び韓日関係」をテーマに語った。金大中政権時代に統一部長官を務めた康教授は「韓国の最優先課題は内政の安定だ。これまでも多くの困難を経験したが、自由と民主主義、市場経済という普遍的な価値観を信じ、北韓のいかなる挑発も撃退し、統一に向かって前進する」と結論づけた。
2日目の意見交換では、支部会館を勝手に売却させないために「財産管理規定」を徹底することが確認された。
(2016.11.30 民団新聞)