掲載日 : [2017-01-01] 照会数 : 5377
<江原道・長野県>平昌五輪成功へ連携…友好交流協約書に調印
2018年冬季五輪を開く平昌郡がある江原道の晋煥行政副知事が12月16日、長野県庁を訪れ、阿部守一知事との間で友好交流協約書に調印した。双方は、1998年の長野冬季五輪開催のノウハウを伝えながら交流を深めていくことで一致した。調印に至るまでは民団中央本部の呉公太団長と民団長野本部が両都市の仲介となって後押しを行ってきた。
副知事が「3回の五輪誘致挑戦で成功できたのは長野県の協力があったからこそ。開催後の施設活用などの課題解決に長野県との交流が非常に有効だと考える」と関係強化を求めると、阿部知事は「互いに連携しながら五輪を成功に導き、一層の交流を進めたい」と述べた。
これを記念し、翌日にはメルパルクホール長野で駐日韓国大使館主催の「第2回韓日文化キャラバン〜平昌・長野の冬〜」が開催された(写真)。江原道の観光や平昌五輪PRブースが設置され、ホールで開催されたK‐POP公演や日韓伝統芸能公演には700人余りの市民や民団員が集まった。
李俊揆大使はあいさつで「長野県民と在日同胞、韓日両国の芸術人が共に築き上げた友好と共存の響きが、韓日両国民を『ベストフレンド』にする起爆剤になることを期待する」と述べた。
阿部知事は昨年8月、県知事として初めて韓国を訪問し、韓日国交正常化50周年の節目に新しい国際交流の窓を開いた。昨年11月には、ソウル市との間で観光などを軸とした友好協力の協約を締結した。
(2017.1.1 民団新聞)