掲載日 : [2021-01-15] 照会数 : 5372
韓日関係 未来志向で努力…文在寅大統領、新年の辞
文在寅大統領は11日、ことしの国政の運営方針を示する新年の辞を発表し、「2021年は国民にとって『回復の年』、『包容の年』、『跳躍の年』になるだろう」と述べ新型コロナの克服への固い決意を表明した(写真)。
韓日関係について「未来志向的発展のためにも引き続き努力していく」と述べ、新型コロナワクチンの接種をすべての国民が無料で受けられるよう努力すると強調した。
経済については、「速やかに、強く回復させる」として、ことし上半期に、新型コロナの感染が広がる前の水準に回復させたいという考えを示した。
具体的には、①3回目の災害支援金支給②110兆ウォン規模の公共・民間投資プロジェクト③雇用対策に割り当てた30兆5000億ウォンの予算を3月まで集中的に投じ、社会的弱者のための104万人の雇用創出など。なかでも、「地域均衡ニューディール」を「韓国版ニューディール」の中心軸に据えると述べた。
住宅問題については、「恐縮している」と述べ、初めて、事実上の謝罪をした。大統領は、「不動産問題では対策を講じるのに躊躇しない。様々な住宅供給策を速やかに設ける」と約束した。
韓米関係と米朝関係については「米バイデン政権の発足に合わせて韓米同盟を強化する一方、止まっている米朝対話と南北対話で大転換を起こせるように最後の努力を尽くす」と述べた。
(2021.01.15 民団新聞)