掲載日 : [2016-10-26] 照会数 : 6231
10月のマダン各地で
[ 韓服モデルのあでやかさに観客からため息も ]
[ 和気あいあいパン食い競争(滋賀) ]
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創団70周年記念
民団神奈川
NPO民団国際協力センターは15、16の両日、神奈川県立三ツ池公園内の「コリア庭園」とその周辺で民団神奈川本部(金利中団長)の創団70周年記念「コリアマダン」を開催した。
特設ステージでは県と友好提携を結んでいる京畿道から訪日した郷土民謡の伝授者が2人ずつ舞台に上がり、おなじみの郷土ナンバーを次々に披露した。
観客もノリノリ。「ペンノレ」では歌に合わせ、一緒に船をこぐ動作を繰り返していた。なかでも、7人組の新進K‐POPグループ「ノーティーボーイズ」が登場すると、若い女性ファンから大きな歓声が上がった。
「コリア庭園」ではデザイナーの李香順さんが韓服のミニ・ファッションショーを行い、注目を集めた。モデルの14人は公募。ランウエイを伏し目がちに歩き、観客に向かって一礼すると大きな拍手が送られた。園内の民俗遊戯コーナーでは子どもたちがトゥホノリ(矢投げ)やチェギチャギ(チェギ蹴り)に夢中になっていた。
韓国食材を中心に12のブースが軒を連ねた「国際屋台村」も終日にぎわい、人気店では早々に完売御礼の貼り紙が見られた。
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27年ぶり運動会
民団宮城
民団宮城本部(金政郁団長)は8日、仙台市南方のスポーツランドSUGO(菅生)で運動会を開催した。同本部としては27年ぶり。
雨の降る中、120人が参加。金団長、朴清浩議長、金東暎監察委員長をそれぞれのリーダーとする青・黄・紅の3組に分かれ、パン食い競走、トゥホノリ、玉入れ、○×ゲームで得点を競った。賞品として大人に新米、子どもたちにはお菓子が配られた。
午後からはテントの中、婦人会宮城本部が用意した心づくしの料理を堪能し、カラオケを楽しんだ。
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日光祭りに協賛
民団栃木
民団栃木本部(南四郎団長)は8日、会場の日光市運動公園が1万人でにぎわう「日光けっこうフェスタティバル」に協賛、実行委員の一員としてイベントを盛り上げた。
民団は「日韓交流コーナー」で、本場韓国の食文化とともに伝統芸能サムルノリを紹介した。このほか、競技者が履いた日光下駄を飛ばして飛距離を競う選手権も人気を集めた。夜は大谷川河畔で2万5000発の花火が打ち上げられた。
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支部対抗で競技
民団滋賀
民団滋賀本部(朴鍾文団長)は16日、草津市の矢橋帰帆島公園グラウンドで「大運動会」を開催。団員290人が参加した。今年で34回目。
オリニの徒競走で開幕。支部対抗の縄跳び、樽転がし、借り物競走と続き、メーンとなる支部対抗リレーは応援合戦で特に盛り上がった。得点を集計した結果、石山と湖北の両支部がそれぞれ30点で並び、優勝を分け合った。3位は湖西支部。
参加者には各競技ごとに洗剤やノートなどの景品が贈られた。最後にふとん掃除機が当たる抽選会も行われた。
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韓日友好公園で
民団鳥取
民団鳥取本部(薛幸夫団長)は8日、県中部にある琴浦町の日韓友好交流公園「風の丘」で「第9回シウォレマダン」を開催した。参加者は150人。同胞ばかりかこの日を楽しみにしていた市民多数が加わり、バーベキュー料理を堪能した。
アトラクションで山陰サムルノリチームのメンバーが打楽器を演奏し、婦人会島根本部の伝統舞踊も披露された。
薛団長は県と町、県日韓協連合会の来賓らを前に「地域間の民間交流をさらに推し進めよう」と呼びかけた。
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文化発表の場に
民団島根
民団島根本部(金吾男団長)が1日、県立産業交流会館くにびきメッセで「市民交流会」を開催。同本部の企画した多文化共生シリーズ「習ってみよう、韓国の伝統舞踊」「韓国語スピーチ&ノレバンコンテスト」など一連の多文化共生講座で韓国の文化に触れてきた受講生が「多国籍舞台」で学習の成果を発表した。
同本部の「多文化共生交流事業」は今年が13年目。「市民交流会」と銘打った「10月マダン」はその締めくくりとあって、今年は600人が来場した。行政や市民から認知されていることがわかる。屋台村、物産コーナー、韓国伝統茶体験コーナーもにぎわった。第2部では韓国のガールズグループ「プンデンイ」が会場をわかせた。
(2016.10.26 民団新聞)