掲載日 : [2016-03-09] 照会数 : 4211
韓米が過去最強の軍事演習…北韓の不可測挑発に対応
[ 最新鋭の原子力空母「ステニス」も投入 ] [ 上陸訓練を進める韓米両軍 ]
韓米両軍による定例合同軍事演習が7日から始まった。指揮所演習の「キー・リゾルブ」は今月中旬に終了、野外機動訓練の「フォールイーグル」は来月末まで実施される。
合同演習は毎春実施してきたが、北韓による4回目の核実験と長距離ミサイル発射という緊張状態をふまえ、今年は過去最大規模の兵員と最新鋭兵器も大量に投入する。国際社会全体に向かって挑発に踏みきった北韓に対し、韓米同盟が強い軍事的対応を示す。韓国軍は約30万人、米軍は沖縄駐留の海兵隊を含む1万7000人以上と例年の約2倍となる。
米軍は戦闘空母艦隊、海兵隊機動旅団、原子力空母「ステニス」を中心とした機動艦隊、空中給油機、海上哨戒機などが参加する。北韓の防空網を破って内部深くへ侵入し、重要施設を正確に攻撃できるステルス爆撃機B2の展開も予想されている。
演習には、北韓による核ミサイル発射を把握した際、先制攻撃を想定し、探知・かく乱・破壊・防衛する「4D作戦」も含まれ、韓米の特殊部隊が金正恩を殺害する、いわゆる「斬首作戦」の訓練も計画している。
さらに、韓米が昨年6月に署名した「作戦計画5015」を初めて適用する予定だ。同計画は、有事の際に北韓の最高首脳部と核・ミサイル施設を精密に攻撃するシナリオを含む。
(2016.3.9 民団新聞)