掲載日 : [2016-03-09] 照会数 : 4235
「アリラン’03」3・1連続上映…ブックカフェ「チェッコリ」
[ 李雨さん(右奥)の解説を聞く参加者 ]
3・1独立運動直後の朝鮮を舞台に、農民の苦しみや抵抗などを描いた映画「アリラン2003」(李斗監督)が1〜4日、東京・千代田区の韓国専門ブックカフェ「チェッコリ」で連続上映された。
日本統治時代の朝鮮映画の代表作「アリラン」(羅雲奎監督、1926年)をリメイクしたもの。連続上映に先だって2月26日は在日文芸倶楽部「アリラン友の会」代表の李雨さんの講演とセットで上映された。ラストシーンでは感動のあまり、すすり泣く観客も見られた。ある30代の女性は「衝撃的な描写もあり、当時の世相や歴史に興味がわいてきた」と述べた。
李代表は「『アリラン』の製作から90年。世界無形遺産に登録された民謡『アリラン』もこの映画の主題歌をベースに誕生した。このリメイク版を通して、植民地期の状況をもっと知ってもらいたい」と話す。6月以降は大阪や神戸でも上映を予定している。
(2016.3.9 民団新聞)