掲載日 : [2016-03-09] 照会数 : 7583
「3・1」民団式典…北の核・ミサイル糾弾
[ 第97周年3・1節中央記念式 ]
平和・統一寄与誓う
日本の植民地統治に抗して韓半島全域で「大韓独立万歳」を叫び、200万以上の民衆が参加した「3・1独立運動」(1919年)の97周年記念式典が1日、全国各地の民団で開かれた。参加者は、北韓の核実験とミサイル発射を厳しく糾弾し、韓半島の安定と平和統一推進に積極的に寄与するなど4項目の決議文を採択した。
韓国中央会館(東京・港区)で開かれた東京本部主催の中央式典には、民団中央、東京本部の団員や婦人会員ら200余人が参加した。
東京本部の金秀吉団長は開会辞で「日本帝国主義の弾圧にも屈せず大韓独立万歳を叫んだ。この偉大な3・1精神を継承することを誓う」と述べ、「光復70周年であり、韓日国交正常化50周年だった昨年、韓日首脳会談開催と懸案の慰安婦問題での合意がなされ、両国関係改善の基礎ができた。今年はさらに民間交流を積極的に推進しよう」と呼びかけた。
朴槿恵大統領の記念辞を柳興洙駐日大使が代読した後、中央本部の呉公太団長が記念辞を述べた。呉団長は今年が民団創立70周年であることを踏まえ、「新たな構成員を受け入れ、時代に即した組織を構築し、時宜に応じた課題を遂行するために全力を尽くそう」と訴えた。
南照男議長が1,3・1精神を継承し、祖国の繁栄と平和統一に積極参与する2,より豊かな在日同胞社会の構築のために一致団結して新たな跳躍を期す3,北韓の核・ミサイル開発に断固抗議し、韓半島の安定と東北アジアの平和を希求する4,ヘイトスピーチ根絶に全力を尽くすとの決議文を朗読。満場一致でこれを採択した。
続いて、青年会東京本部と学生会中央本部の幹部による先導で全員が「3・1精神を継承し民族主体性を確立しよう」「平和統一と繁栄に積極参与しよう」とシュプレヒコールした。
(2016.3.9 民団新聞)