掲載日 : [2020-12-16] 照会数 : 5749
同胞のぬくもりをすみずみまで…民団神奈川が横浜総領事館と共同で歳末相互扶助運動
[ 朴昌泳横浜支部支団長と横浜総領事館関係者(右) ]
【神奈川】日増しに寒さが身に染む時期となった。民団は同胞のぬくもりを届けようと、全国で歳末相互扶助運動を展開している。民団神奈川では駐横浜総領事館(尹喜粲総領事)が加わり8日、共同で横浜市内を家庭訪問した。
横浜総領事館から尹総領事と金在斗領事が加わり、民団神奈川本部の李順載団長とともに横浜市内の同胞宅を回った。今回の共同活動について尹総領事は「民団とは心が一つ」と強調した。
民団横浜支部の朴昌泳支団長が案内役を担った。民団側はこの日のために米10㌔とサムゲタン、来年のカレンダーなどを準備した。
中区に住む趙顯俅さん(87)は総領事自らの家庭訪問にびっくりした表情。趣旨を知ると、打ち解けた笑顔を見せた。総領事が「なにか困ったことがあればなんでも相談してください」と呼びかけると、感謝の言葉を返した。公館からは金領事が高級食材の韓国産焼き岩海苔を手渡した。
民団横浜支部は新型コロナウイルスの感染予防のため、今年は敬老会の開催そのものを見送った。そのかわり、75歳以上の高齢団員を抱える300世帯に団費納入の有無にかからわらず祝いの品を送った。予想以上に反響は大きく、電話やはがきなどで続々と感謝の声が届いた。
朴支団長は「コロナ禍のこういう時期だからこそ、逆に民団の存在をアピールしなければならない。家庭訪問を大切にしよう」と心に誓ったという。7日から婦人会横浜支部の金鳳姫会長にも呼びかけ、3機関役員総出で安否確認を含めた高齢家庭の訪問活動を始めた。11日までに14世帯を訪問し終えた。
同支部は団員2751世帯を抱え、県内で最大。
(2020.12.16 民団新聞)