掲載日 : [2020-12-16] 照会数 : 6026
浮島丸殉難者を追悼…民団生野西 爆沈から75回忌迎え
[ 碑に献花する民団生野西支部団員 ]
【大阪】民団生野西支部(鄭康実支団長)は11月29日、京都府舞鶴市で浮島丸殉難者を追悼する集会を営んだ。事件から75回忌を迎え、祖国に帰れなかった犠牲同胞の無念を慰めようと企画した。
同支部から鄭支団長をはじめとする役職員と一般団員、85人がバスに便乗。殉難の碑公園に着くと講師を務めた民団大阪本部の梁吉東組織部長から説明を聞き、全員で黙とう・献花した。
浮島丸は旧日本海軍の輸送船。日本の敗戦直後の1945年8月24日、韓半島から徴用された同胞とその家族らを乗せて青森から釜山に向かっていた。途中、舞鶴湾に寄港した際、原因不明の爆沈を遂げ、549人が亡くなった。
(2020.12.16 民団新聞)