掲載日 : [2020-12-16] 照会数 : 5212
韓日理解へ学びの場…民団茨城がリモート講演会
【茨城】民団茨城本部(金桂一団長)は12日、水戸駅前のホテルで韓日交流リモート講演会「第5回未来を共にする会」(実行委員長〓孫弘一副団長)を開催した。今回は初の「ハイブリッド方式」を採用。会場には茨城大学の学生を含め15人、県の内外からは23人がオンライン参加した。
テーマは「近現代史から考える日韓関係の展望」。日本近現代史を専門とする茨城大学の佐々木啓准教授は、両国間のネックとなっている「歴史問題」について、「植民地支配の責任が請求権協定で十分に反映されなかった」とし、国家ではなく被害者個人の立場で考えることが重要と指摘した。そしてこの問題については「(市民が)お互い学び合う場が必要」とも呼びかけた=写真。
リモート参加の張仙鶴同本部常任顧問は「学びの場をつくっていこうとの意見に感銘を受けた」と感想を述べた。
(2020.12.16 民団新聞)