掲載日 : [2016-02-24] 照会数 : 4255
<統一部>平和協定は韓国が主体…北の対米提案を批判
政府は22日、韓半島問題解決のためには北韓の非核化が優先し、6・25韓国戦争(1950〜53年)の休戦協定に変わる平和協定の締結も韓国が主体にならなければならないという立場を再確認した。
鄭俊熙報道官は定例ブリーフィングで、北韓が第4回核実験を強行する数日前に米国と平和協定締結のための議論を開始することで極秘に合意していたという米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の21日報道と関連して「政府がすでに明らかにした通り、非核化議論が優先する」と説明した。
鄭報道官は「平和協定も米・北韓間の問題でない。韓国が主導的で主体にならなければならない」と強調した。
米政府は21日、北韓側から平和協定の締結に向けた交渉を提案されたものの、北韓側が核兵器放棄を議題とすることを拒否したため断っていたと発表した。ジョン・カービー米国務省報道官が記者団に対し、WSJの報道に関する質問への返答として明らかにした。
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外交部当局者は22日、WSJの報道について「韓米はいかなる北との対話においても非核化が優先されるべきという一貫した立場を堅持している」と従来の立場をあらためて示した。
同当局者は「平和協定問題と関連する米国側の立場に変わりはない」として、「韓米両国は北の平和協定の締結に関する主張への対応など、北の問題について緊密に協議している」と強調した。
(2016.2.24 民団新聞)