掲載日 : [2016-02-24] 照会数 : 4403
地方観光がより便利に…「韓国訪問の年」開幕式
[ セレモ二ーでくす玉を割る韓日の関係者 ]
韓国文化体育観光部は17日、東京都内のホテルに日本の旅行業やメディアの関係者ら300人を招き、「韓国訪問の年」開幕を宣言した。昨年、大幅に減少した日本からの訪韓客の増大をめざしている。
韓国観光公社の鄭昌洙社長によれば昨年、韓国から日本を訪れた観光客は400万人で史上最高を記録。一方、日本からの訪韓客は130万人と「不均衡」が目立った。鄭社長は「中東呼吸器症候群(MERS)が影響したとはいえ惜しい1年だった。2018年平昌冬季オリンピック、2020年東京オリンピックに向けて韓日観光交流の発展を期待する」と述べた。
柳興洙駐日大使も、昨年末に懸案だった「慰安婦」問題が合意に至ったことを挙げ、「韓日間のネックは相当解消された。日本で再び韓流の機運が盛り上がることを願っている」と語った。
訪韓客を呼び戻すテコとしているのが、カード1枚で地下鉄、バス、タクシーを自由に乗り継げる交通観光カード「K‐Tour Card」の登場。このカードを利用すれば買い物、飲食、公演チケットも割引になる。
リムジンバスでソウル市と慶尚北道、全羅南道、忠清圏の各地を結ぶ1泊2日の滞在型パッケージツアーも商品化され、地方への旅行がより便利になった。価格は観光地の入場料、体験料、ガイド、宿泊まですべて含み、1人あたり170〜180㌦(2人1室基準)。江原道についてはソウルからの日帰りで、費用も格安。観光客が増える3月末からはさらに地域を拡大していく予定。開幕式には自民党総務会長の二階俊博衆議院議員も駆けつけた。
(2016.2.24 民団新聞)