掲載日 : [2016-10-12] 照会数 : 6525
<歴史資料館>日本での義挙に理解…「独立運動と日本人」企画展始まる
[ 在日韓人歴史資料館企画展示室で(9月29日) ]
独立記念館、国家報勲処と三者共催
日本の植民地当時、韓国独立運動に一身を投げ打った若者と、これを理解し、支援した日本人の心の交流にスポットをあてた特別企画展「日本における韓国独立運動と日本人」が、東京・港区の韓国中央会館1階ロビーと在日韓人歴史資料館企画展示室(韓国中央会館別館内)で開催されている。独立記念館が国家報勲処、歴史資料館とともに共同主催した。
展示パネルで各義士による義烈闘争の概要を紹介。布施辰治弁護士が獄中にあった金祉燮義士を励ますヒューマニズムあふれる直筆の手紙も展示している。布施弁護士は金義士のほかにも2・8独立運動に決起した留学生や朴烈義士、金子文子の行動にも理解を示し、その弁護にあたった。吉野作造、秋田雨雀による日本帝国主義批判活動も紹介している。また、2・8独立宣言書の原本も日本で初めて公開した。
9月29日に韓国中央会館1階ロビーで行われたオープニングイベントでは、独立記念館の尹柱卿館長が、布施弁護士の孫にあたる大石進氏、金容吉総領事、林三鎬民団中央本部副団長とともにテープカットした。28日まで。入場無料。
(2016.10.12 民団新聞)