掲載日 : [2016-07-27] 照会数 : 4202
護国英雄記章 関西地区でも伝授
【大阪】1950年の韓国戦争に参戦した関西地区在住の在日同胞22人が、大韓民国国家報勲処からその功績を称えられた。伝授式が14日、大阪市内のホテルであり、駐大阪韓国総領事館の河泰允総領事がこの日の出席者16人に「護国英雄記章」を贈った。
河総領事は「もっと早くこういう場を設けなければならなかった」とあいさつ。民団大阪本部の鄭鉉権団長は「皆さんが命をかけて守った韓国はいまや経済大国に発展した。民族の悲願である平和統一に向け、民団もより一層尽力していく」と述べた。
当時、陸軍に所属していた康性度さん(83)は参加者を代表して「今日の受章を心からうれしく思う」と述べて涙ぐんだ。海兵隊に所属していた張成玉さん(83)は「こういう場を作ってくれた韓国政府に感謝している」と語った。
韓国国内では参戦勇士に対し13年からこれまで18万人に記章を伝授している。関東地区でも昨年5月、在日同胞の生存者10人が授与された。
(2016.7.27 民団新聞)