掲載日 : [2016-01-15] 照会数 : 4973
彩り豊か韓国の祭り…冬から春へ地域色味わう
[ 平昌の「ハルビン氷雪大世界」(写真提供=トゥルーイースト) ] [ 珍島神秘の海割れ祭り(写真提供=韓国観光公社) ] [ 韓山カラムシ文化祭り(写真提供=韓国観光公社) ]
文化体育観光部が2016年度の韓国を代表する「韓国のお祭り」を選定(2015年12月24日発表)した。「代表祭り」「最優秀祭り」「優秀祭り」「有望祭り」の4項目で指定されたのは全43件となった。韓国にはこの祭り以外にも、冬の祭りや地域で親しまれているものもあるので、目的に応じて選んで訪ねてみたい。上半期の祭りを選んだ。
◆平昌「ハルビン氷雪大世界」(江原道平昌郡)
世界の3大祭りのひとつである中国の「ハルビン氷祭り」を再現した祭り。天安門、タージマハルなどの世界文化遺産や水原華城、皇龍寺址の九層木塔など、韓国の代表的な建築物の氷像も展示している。このほか、氷のメリーゴーランド、アイスレストランなど、雪と氷を利用したさまざまなプログラムやパフォーマンスも行われる。2月28日まで。
◆済州野焼き祭り(済州市涯月邑)
記念行事、各種公演をはじめ、無病息災大行進、済州ソリッキル、済州伝統料理などの体験イベント、花火大会やオルムレーザーグラビティショーなどイベント満載。3月3日〜6日。
◆珍島神秘の海割れ祭り(全羅南道珍島郡)
干満差によって起きる海割れの道約40㍍を歩く体験をはじめ、人間国宝と一緒に楽しむ珍島の民謡・民俗、珍島犬、珍島紅酒の体験イベント、公演も行われる。4月7日〜10日。
◆広安里漁坊祭り(釜山広域市水営区)
水営地域の伝統漁村文化をテーマにした祭り。漁坊綱引き、パレード、水軍交代式、綱渡り公演などのほか、ウィンドサーフィン、海洋レジャースポーツ体験、グルメコーナーといった付帯行事も充実している。4月下旬。
◆霊岩王仁文化祭り(全羅南道霊岩郡)
千字文と論語を日本に伝えた王仁博士を称える祭り。気体操体験などの参加体験プログラム、観光バスツアーなどのウェルビーイングプログラムも準備している。4月開催。
◆盈徳ズワイガニ祭り(慶尚北道盈徳郡)
カニ捕り船で楽しんだり、カニ料理コンテスト、付帯行事ではズワイガニの競売体験や料理王選抜大会、地域文化公演、青少年国楽大会なども。4月開催。
◆聞慶伝統茶碗祭り(慶尚北道聞慶市)
「韓国の伝統茶碗」をテーマに開催。舞台公演、陶磁器体験館、聞慶・茶碗世界文化館、陶芸スクールのほか、聞慶特産物販売館などの付帯行事も行われる。4月30日〜5月8日。
◆潭陽竹祭り(全羅南道潭陽郡)
韓国に自生する「竹」をテーマにした祭り。扇子制作をはじめ、竹弓、竹を用いた船、水上自転車など、竹を使ったさまざまな体験が楽しめる。5月3日〜8日。
◆蔚山甕器祭り(蔚山広域市蔚州郡)
韓国最大の規模を誇る伝統甕器の生産地「外高山甕器村」で、甕器職人から作り方を習ったり、自分だけの甕器作りも体験できる。メーンイベントは誰でも参加できる「全国甕器作り大会」。5月5日〜8日。
◆春川マイム祭り(江原道春川市)
世界3大マイム祭りのひとつ。ストリートパフォーマンスや噴水ショー、花火大会のイベントなども見どころだ。韓国のマイム劇団、海外で有名な劇団の公演などを一度に鑑賞できる。5月下旬。
◆韓山カラムシ文化祭り(忠清南道舒川郡)
韓山カラムシファッションショー、キムッサムノリ(織り手の姿を真似た伝統的な踊り)、カラムシ縫いやカラムシを使用した食事の展示など、多種多彩なプログラムが準備されている。6月開催。
(開催日程などの詳細は韓国観光公社ホームページで随時更新される)
(2016.1.15 民団新聞)