日韓協と連携
【京都】韓国の文化やグルメを通して国籍や年代を問わず交流の輪を広げる「京都コリアフェスティバル」が11日、京都市国際交流会館で開かれた。今年は国交正常化50周年を記念、朝鮮通信使を再現した行列も披露した。民団京都本部(河相泰団長)と京都日韓親善協会(千玄室会長)との共催。
式典で副使役の河団長が「朝鮮通信使行列を見て、当時をしのんでください」とあいさつ。正使役の河泰允総領事も「朝鮮通信使は韓日交流のシンボル。今日の行列再現が両国の未来関係を築く礎になってくれることを願っている」と語った。婦人会京都本部(郭敬條会長)のコーラス部は「イムジンガン」など3曲を披露した。
行列には対馬市から朝鮮通信使行列振興会も参加。100人規模で、岡崎界隈を練り歩いた。野外ステージでは正使役の河総領事と京都所司代役を務めた京都日韓協の二之湯智理事長が「国書」を交わした。
イベントホールでサムルノリや韓国舞踊、和風別館では韓国茶道の実演も行われた。また、野外ステージ周辺では韓国料理の屋台などおよそ20ブースが立ち並んだ。婦人会京都本部はチヂミやトック、キムチなどを販売し、人気を呼んだ。
主催者発表によれば、来場者は約7000人だった。
(2015.10.14 民団新聞)