NPO共催
【京都】特別展「ヘイトスピーチあきまへん!〜多文化が息づくまち・京都」が京都市北区の人権資料展示施設「ツラッティ千本」で開催されている。主催は京都市と同区内のNPO法人「くらしネット21」。
ヘイトスピーチを行う団体がインターネット上などで主張している「在日特権」という誤った認識を検証したり、「言葉のナイフを捨てよう」などと書いたプラカードを掲げて抗議するカウンター側の活動を写真パネルで紹介している。
在日同胞に対する差別扇動のほか、奈良県御所市の水平社博物館への街宣活動や「日本人以外お断り」の横断幕を掲げたサッカーJリーグの試合の事案など、社会的マイノリティーへの圧迫を示すパネルも目立つ。
市人権文化推進課の職員は、「ヘイトスピーチはよくないこと。京都は観光地であり、たくさんの外国人が訪れ、また、住んでいる。市としても、今回の展示を通して市民に広く認識してもらうとともに、多文化共生社会づくりに少しでも啓発につなげたい」と希望を託した。
31日まで。午前10時〜午後4時半、日、月、祝日は休館。入場無料。ツラッティ千本(075・493・4539)
(2015.10.14 民団新聞)