掲載日 : [2015-12-09] 照会数 : 4256
完訳まであと47年の『承政院日記』
今年で50周年を迎えた韓国古典翻訳院。最大の事業が、1994年から続けている『承政院日記』の翻訳事業だ。現在の進捗率は17%にとどまり、完訳するのは47年後の2062年と推測されている。世界記憶遺産に登録されている同日記は、朝鮮朝時代の国王のスケジュールや、臣下との会話、天気などが詳細に記されている。これを整理したのが『朝鮮王朝実録』。分量は日記が実録の5〜6倍になる。加えて日記が草書体で書かれているため、原文確認そのものが難しく、翻訳作業を遅らせる一因となっている。
(2015.12.9 民団新聞)