掲載日 : [2016-04-20] 照会数 : 6733
桜前線北上中…被災地東北でも花見の宴
[ 久しぶりの開催となった民団岐阜の「観桜会」 ] [ 駐広島総領事館の管轄内から320人参加の「交流会」 ]
熊本同胞災害基金呼びかけ
民団宮城本部(金政郁団長)は16日、仙台市西公園に留学生や宮城韓国会館で韓国語を学ぶ日本人受講生を招待し、団員との「韓日交流会」を企画。130人でにぎわった。金団長は、熊本地震で被災した同胞のために設けた基金への協力を呼びかけた。
民団福島本部(金仁河団長)は6日、いわき市三崎公園で花見を開催。同地区の団員のほか、東日本大震災で被災した同胞や新定住者の姿も目立った。被災者からは現状を、新定住者については民団への注文を聞いた。
被災同胞は久方ぶりに明るい笑顔を見せながら「このように気軽に参加できる機会を増やしてほしい」と注文した。銭相文事務局長は「民団行事に参加することがある種のストレス発散になっているようだ」と見ている。
新定住者は「民団はとても良いことをしていることがわかった。機会があればもっと参加するようにしたい」と述べた。
同本部は会館のある郡山市まで足を運べない団員のことを考えて毎年、開催地区を変えている。
金団長は「これからも郡山にいては拾えない声に耳を傾けていきたい」と、継続していく考えだ。参加者は30人だった。
民団岐阜本部(董勝正団長)は2日、岐阜市内の県庁内広場で「観桜会」を開催。韓国語教室の受講生も含め50人が参加した。満開の桜の下、バーベキュー料理を楽しみ、ビンゴゲームに興じた。同本部の「観桜会」は久しぶり。
民団大阪・平野東住吉支部(池寿男支団長)は3日、同会館で「春季同胞交流会」を行った。110人が参加。婦人会平野東住吉支部が準備した心づくしの蒸し豚とキムチを肴に楽しいひとときを過ごした。
民団京都・左京支部(金光鳳支団長)は10日、同会館3階ホールでパンソリ、ソルチャンゴ、25弦カヤグムによるペンノレなど伝統音楽のライブを楽しむ「春まつり」を開催した。60人が参加。ライブが終わるとそのまま屋内での花見会に移り、カラオケに興じた。
駐広島総領事館の管轄内「5カ県大統合春季交流会」が3日、広島市中区の花見スポット、中央公園・河川敷で開かれた。民団広島本部(李英俊団長)が主催した。
広島のほか山口、島根、愛媛、高知の各民団からも参加。新定住者、留学生、日韓親善協会関係者も含めて総勢320人が集まった。バーベキューをしながら、年齢や県域を超えて親しく交流した。
(2016.4.20 民団新聞)