掲載日 : [2016-06-29] 照会数 : 4712
芸術と科学融合に功績…キム・ユンチョルさん受賞
韓国文化芸術委員会(パク・ミョンジン委員長、文芸委)は22日、韓国の芸術と科学融合の先駆者である美術家、キム・ユンチョルさん(46)が欧州原子核研究機構(CERN、セルン)が授ける「COLLIDE賞」の受賞者に選定されたと明らかにした。
CERNは芸術と科学の融合のために活動している芸術家を毎年1人選んで賞金を贈り、3カ月間スイス・ジュネーブにあるCERNなどに滞在しながら科学者との協業を通じて、創作活動を行えるよう支援している。今年は71カ国から計904人の作家が応募した。
韓国の秋渓芸術大学で作曲を専攻し、ドイツのケルン・メディア芸術大学を卒業したキムさんは、メタ物質と流体力学の芸術的存在性に関する作品を発表してきた。
芸術・科学プロジェクトグループ「フロイト・スカイス」を設立したキムさんは、現在、韓国高等科学院の科学と芸術の協業のための超学制研究プログラムの研究責任者として活動している。2014年には国立現代美術館の招待で現場製作作品設置プロジェクト「超自然」展にも参加した。
文芸委は最近、海外創作拠点拡大のひとつとして、CERNとレジデンスプログラム業務協約を締結した。
(2016.6.29 民団新聞)