掲載日 : [2016-06-29] 照会数 : 4657
サラリーマン奮闘記『未生』日本語版刊行…韓国で200万部突破
韓国で大ヒットし、ドラマ化もされた漫画『未生 ミセン』の日本語版第1〜3巻が23日、講談社コミッククリエイトから刊行された。全9巻フルカラー。
「ミセン」は囲碁用語。漢字で書くと「未生」となる。「死に石」に見えてもまだ完全な「死に石」ではなく、どちらにも転ぶ石のことをいう。
プロ棋士の夢に挫折した主人公が、満足な社会経験も学歴もないなか総合商社にコネ入社。組織の一員として絶望を感じながらも生き返った状態の石「完生(ワンセン)」になるために奮闘するという物語。
原作を書いたのは韓国の社会派ウェブ漫画作家のユン・テホさん。国内で10億アクセスを記録しコミックスは累計200万部突破。サラリーマンの必読書となっている。
毎月2巻ずつ発売。
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フジテレビで7月から放映
内容リメーク
「未生」はフジテレビが「HOPE〜期待ゼロの新入社員〜」とリメークのうえ、7月17日21時から全国放送する。主演はHey!Say!JUMPの中島裕翔(なかじま・ゆうと)さん。中島さんはこれがゴールデンタイム連ドラへの単独初出演となる。
編成企画の渡辺恒也さんは「いままでの韓流ドラマのイメージとまったく異なる。こんな面白いものを放っておけないと思い、リメーク権を交渉した。社会環境の違いなど日本の感覚に合わせてアレンジしているが、流れている人々の感情は場所や時代を超えた普遍的なもの」と話している。
(2016.6.29 民団新聞)