掲載日 : [2016-06-29] 照会数 : 4565
国連安保理が非難声明…北韓ミサイル発射
北韓が新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイルを発射したことを受け、国連の安全保障理事会は23日(現地時間)、これを強く非難する報道機関向けの声明を発表した。
北韓は22日午前(日本時間)にムスダンとみられるミサイル2発を元山から発射し、翌日、実験に成功したと主張した。安保理声明はこれを受けての正式対応だ。15カ国の全理事国が賛成した。
報道声明は、北韓の今回の実験が弾道ミサイル技術を利用した全ての発射行為を禁じる国連安保理決議の「深刻な違反」であることを再確認し、ミサイル発射は核兵器運搬システムの開発につながり、緊張を高めると指摘。さらに「住民に必要なものが行き届かない中、弾道ミサイル開発に資源を使っていることは嘆かわしい」と非難した。
また、1月の核実験を受けて3月に採択された制裁決議の完全な履行に向け、各国にいっそうの努力を求めた。
(2016.6.29 民団新聞)