掲載日 : [2016-01-01] 照会数 : 6401
「60の手習い」で13年…婦人会渋谷「書道教室」
ハングルにも挑戦
東京・渋谷の「婦人会書道教室」が今年、13年目を迎える。「60の手習い」で始めたメンバーの年齢はすでに、70代半ばから80代半ばにまで達した。作品からは熟達した味わいが感じられる。
リーダーの金静子さん(80)が教室に通い始めたのは、70歳を過ぎてから。「筆を持つのは小学生以来のこと。これまでは書く機会に恵まれなかった。千字文から始め、数年前からはハングル書道にも挑戦している」と話す。李順子さん(76)は「いまでは書道が生活の一部。なかまと一緒に学べるのがいい。これがなかったら私の人生、寂しい」という。
指導にあたる小宮恵美子さん(埼玉、書道教室主宰者)は、「書道は観察力、表現力、持久力、腕の筋肉と脳のいろんな分野を使うから、脳の活性化にいい」と推奨する。
婦人会渋谷の書道教室は婦人会東京本部の河貴明会長が支部会長当時に呼びかけて始まった。現在まで息長く続いていることを喜んでいる。
(2016.1.1 民団新聞)