掲載日 : [2015-12-09] 照会数 : 4150
市民主導反ヘイト集会…意見書採択へ
【島根】反ヘイトスピーチに向けた法整備を求める市民集会が益田、松江、出雲の主要3市で開かれた。いずれも市民有志による実行委員会方式。3会場合わせて180余人が参加した。
11月25日の益田市集会では民団中央本部人権擁護委員会の薛幸夫副委員長が、「ヘイトスピーチとはなにか? 韓国人として考える」と題して講演。法整備に向けた市民の協力を呼びかけた。同じく11月26日の松江市集会では、民団島根本部の丘英仁事務局長が講師を務めた。
2日の出雲集会では地元選出の遠藤力一県議(公明党)が来賓としてあいさつ。大国陽介県議(共産党)が党としての姿勢を説明した。また、岸道三出雲市議(市民の会)は「民団が提出した請願書の採択に努力する」と約束した。
島根では浜田、大田、雲南の3市議会が議員提案および民団提出の陳情書を採択し、国に法整備を求める意見書を提出済み。ただし、独島領有権問題とのからみからかそのほかの地方議会では十分な理解を得られていない。松江市では市民集会開催中の12月議会で不採択となった。
(2015.12.9 民団新聞)