掲載日 : [2015-08-26] 照会数 : 8164
民団主催国交50周年記念事業
[ 韓日親善への決意を胸に来賓と手をつなぐ民団関係者 ]
[ 茨大の安龍洙教授が基調講演を行う ]
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大阪「韓日親善交流の夕べ」
K―POP公演2200人観覧
【大阪】民団大阪本部(鄭鉉権団長)は16日、韓日国交正常化50周年を記念する韓日親善交流の夕べ「KOJA CON」を大阪市中之島のグランキューブ大阪で開催した。地域住民ら2200人が楽しんだ。
第1部式典で鄭団長は、「民団は韓日間の相互理解と信頼関係がより深まるよう、両国友好の懸け橋としての役割を果たしていく」とあいさつ。河泰允駐大阪総領事も、「韓日間の文化交流の歴史に新たな1ページを書き加える有意義な行事になった」と称えた。
日本側来賓を代表して佐藤茂樹衆議院議員(公明党)が、「今日をスタートとして、民間レベルでの重層的な関係をつくっていこう」と祝辞。登壇者全員が手に手を結び、韓日親善への決意を新たにした。
第2部のステージでは、「バラードの貴公子」と呼ばれるチョ・ソンモをはじめHFIVE、LENなど、韓国と日本で活躍しているアーティスト7組がK―POPやバラードなどを熱唱した。
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茨城「韓日青年フォーラム」
留学生と茨大生…心の交流深める
【茨城】県内の韓国人留学生と茨城大の日本人学生による「韓日青年フォーラム」が22、23の両日、東茨城郡のホテルで開かれた。民団茨城本部(張仙鶴団長)が韓日国交正常化50周年を記念して企画した。
はじめに、茨城大の金光男教授が「韓日を中心とした東アジアの近現代史を見る」、同大留学生センターの安龍洙教授が「韓日青少年の草の根交流」と題して基調講演。これを受けて語り合った。
フォーラムで金教授は、「政治家のようにナショナルな旗を掲げてものを言うのはやめよう。相手の痛みを共有できてこそ、人間どうしのつながりができる」とアドバイス。安教授も「韓国の視点、日本の視点、第3国の視点、それぞれが異なる。自分の立場を主張するだけでなく、相手がなにを考えているのかを聞こう。お互いにいい関係を築くためには欠かせない」と述べた。
張団長は「韓国と日本の関係が良くない今だからこそ、若者どうしの交流が必要と考えた」と表明。この日のフォーラムを出発点に持続的な交流の場をつくっていきたいと意気込みを語った。
(2015.8.26 民団新聞)