掲載日 : [2015-09-09] 照会数 : 4631
「失われた時間、植民地の生きざま」…成均館大博物館が企画展
成均館大学博物館(ソウル市鍾路区)は12月28日まで「失われた時間、植民地の生きざま」と題する企画展を行っている。
光復70周年に当たり、36年間の植民地支配を耐え抜いた韓民族の生きざまや精神について考察するのが目的。植民地時代の状況を羅列するだけの単純な展示ではなく、来場者が直接参加できるコンテンツを用意したほか、日本で安重根を「凶漢」、狙撃の拳銃を「凶器」と綴った葉書を見ることもできる。
ソウルのある警察署長が主催した新年会の記念写真(上)には、妓生(芸妓)とおどける日本の巡査や硬い表情で立っている日本人女性の様子が収められている。このほか、韓国人に対する拷問で用いられた釘の刺さった棒も展示されている。展示は祝祭日を除く平日の午前10時から午後4時まで。
(2015.9.9 民団新聞)