掲載日 : [2020-05-13] 照会数 : 8134
マスク全国に出荷…張永軾さん「注文に追いつけず」
[ 従業員と一緒に作業する張永軾さん(中央) ]
【埼玉】張永軾さん(51、東京韓国商工会議所会長)が経営する川口市内の工場では連日、夜遅くまで使い切り不織布マスクの出荷作業に追われている。
従業員は50人。祝祭日返上で北海道から沖縄まで全国に送り出している。「一生懸命やっているが、注文に追いつかない」(張さん)という。
グローバルマーケティングを志向する張さんがビジネスで大事にしているのはスピードと情報力。世界74カ国146都市に支会を置くWorldーOKTA(世界韓人貿易協会)の元首席副会長として培った人脈を駆使してマスク不足をいち早く予測し、2月末にはマスクの出荷工場を稼働した。これは「雇用創出を通じた社会貢献」という張さんの経営理念とも一致する。
東京韓商会員には全員に各40枚を無償で配布済み。身内の民団には注文があれば少量でも「安く提供したい」と話している。問い合わせ先は03・5809・3518 株式会社永山(エイサン)。
(2020.05.13 民団新聞)